私がWordPressを今まで利用しなかった理由

WordPress

こんにちは。タカギです。

元々フルスクラッチやMovable type+独自のPHPの補助でホームページの運営をしてきましたがサイト運営に限界を感じてきましてWordPressに切り替えました。

今回は私がWordPressを利用しなかった理由を書きたいと思います。

この記事でわかること
  • WordPressが便利な反面テクニカルな内容が要求されること。
  • WordPressを使ってホームページを運営していく中のリスクがざっくり分かります。

何故いまさらWordPress?

CMSにおいてシェア数NO.1であるWordPressを採用しなかった理由。
よく「どうしてWordPressやらないの?」と同業やお客様からもお声を頂いてました。

「新しい機能やタグを覚えたくない」という理由もありましたが、なによりリスクの問題です。WordPressにトライしなかった理由をまとめてみました。

これはリスクの問題もありますので今後ホームページを検討されているお客様は是非下記の内容を知っておくだけでも損することはないと思います。(半分は私の言い訳ですw)

1.PHP+MYSQLを知っておく必要がある

プログラミング

WordPressはPHPというプログラムで開発されており、ログイン情報や投稿した記事などはMYSQLというデータベースで管理されております。

もともとHTMLに多少のPHPしか噛んでなかった私からしては多少ハードルが高め。

でもWordPressの利点は編集した内容や投稿した内容がリアルタイムに反映されるという点です。しかも瞬時に。

リアルタイムに反映されるとか便利でステキ♪」って思われる方もいらっしゃいますが、逆を言えばPHPの記述を誤ったりMYSQLのデータベースが破損した場合、リアルタイムにサイトがダウンします。つまり…

特定のページだけではなく、サイト全体がオワコン状態

WordPressで運用するにはエラーなどが出たときのことを想定してPHP+MYSQLを知っておく必要であり、危険と隣り合わせ…神経をすり減らすわけです。

ちなみに今日現在「静的なHTML」を裏側でバックアップしておき有事のときに備えております。

2.プラグインで痛い目に遭った

困った人

プラグインとはWordPressの基本機能に加えて便利なツールを加える拡張ソフトウェアと思ってくれればと思います。プラグインもいろいろな作業を簡素化してくれるツールである事は間違いないです。しかも無料で使えるものが多いというものWordPressならではです。

フルスクラッチの基本はHTMLタグに拡張したソフトウェアのソースを貼り付ける作業がありましたが、WordPressはボタン一つで自動的に追加されます。

こんな簡単に追加できたのではWordPressマンセー状態であるということは、

タダなの?しかも仕事効率上がって最高じゃん!ほんとタダってステキ♪

って思う方も多いでしょう。私もそんな風に思った日々もありました。
しかし、このツールがある日いきなり停止した時にはどのようになるのでしょうか?

自社のサイトなら「まっいいか」で済みますが、管理しているお客様のサイトはそういう訳にはいきません。復旧するまでの時間、調査時間などを考えると失った時間(コスト)と信頼は取り戻すことができません。

ホームページやWordPressをご存知でない方は馴染みが無いかもしれませんが、Windowsでもバージョンによって「使えるソフト」と「使えないソフト」が存在するのはイメージしやすいかと思います。

スマホだとiPhoneのアップデートで使っていたアプリが使えなくなったというケースはありませんか?まさにアレです。

プラグインもWordPressのバージョンによって使えなくなることがあります。
結構煽っているようにも見えますが、経験したから書ける内容です。

今はプラグインはレビューの高評価のものに選定し、やたらインストールをしないことに徹底しております。

3.私自身に内部SEOへのこだわりがあった

プログラミング

WordPressってSEOに強いじゃないですか?(^^)

よく聞くフレーズですし、色々な方にリアルに言われたセリフです。
また機会があれば書きますが、これは少し違うんですよね。

WordPressにはテーマと呼ばれるデザインテンプレートがあります。
そのテーマは無償のものから有償のものまで様々です。つまり作者はプロ級の方から、アマチュアな方まで様々です。

中にはGoogle先生が好まさなそうなHTMLも多数存在してます。

当時は私もHTMLはシンプルの方がいいと思っていたので
WordPressでなくてキレイなHTMLソースをフルスクラッチで書いたるわ」となり、コンテンツの管理をMovable typeで補助する。ということを長年行ってきました。

また当時のWordPressはサイトデザインにも成約などがあり、使い方も不便な部分もありました。(半分は自分自信の意地ですねw)

今回のリニューアルを期に日々バージョンアップされているのを見ると「これなら使っても良いかも」という気持ちになってきました。

まとめ

WordPressは運用次第では時短ができる「神ツール」にもなりますが、運用方法を間違えたりすると大変なツールになります。こういった運用も本来はプロに管理をお願いしながら並行運用をしていくことをおすすめします。

  1. 使い方次第ではサイトが落ちてしまうので注意が必要
  2. むやみやたらに、プラグインを突っ込まない(テスト環境で運用する)
  3. サイトが落ちたときのことを考えて静的なHTMLを必ず用意しておく
  4. プロに管理を依頼しながらの運用がオススメ

あとがき

書くに当たりましてどこまで書いていいか迷うところがありますねw
文章を書いては添削の繰り返しです。久々に書いてそう思いましたw
機会があれば、WordPressとMovable typeの違いについても後日書きたいと思います。

WEBの仕事はかれこれ20年近くしております。サイトを実際に組み立てるというよりかは、商品やパッケージ化が個人的には好き。